· 

2018年 スーパーのお花の束でアレンジ!! ②

 

スーパーで購入したたった1本のマム212円(税込み)で、10作品のフラワーデザインを紹介しています。

  

スーパーで購入したマム・・1本
スーパーで購入したマム・・1本

 

まずは、1本のマムをAとBの2つのパーツに分けます。

 

AとBの2つのパーツに分けます
AとBの2つのパーツに分けます

Aのパーツをアレンジしてみましょう!!。

 

マムの直径は、約8~9cmあります。マムとはいえ大きなお花なので玄関に飾っても見劣りしません。

 

最初に、我が家の白山吹の新芽をそえてみました。

 

このままでもスッキリしていて素敵ですが、このあと少しづつパーツをたしていきます。

 

Aのマムと白山吹の葉っぱ 横30cm×高さ23cm
Aのマムと白山吹の葉っぱ 横30cm×高さ23cm
上記のBをさらに分割してCとDに分ける
上記のBをさらに分割してCとDに分ける
Cのマム3輪を奥にたすと奥行きができました!!
Cのマム3輪を奥にたすと奥行きができました!!

マムの葉をそえて完成!! 横34cm×高さ23cm
マムの葉をそえて完成!! 横34cm×高さ23cm
これが全パーツです
これが全パーツです

 

こんなふうにパーツをたしていくと完成に近づきます。

 

ただし、たし過ぎにご注意ください!!。むしろ、控えめにいれることですっきりしたデザインになります。



上記のDのパーツでアレンジしてみましょう!!。

 

Dの枝をはらって、3本にします
Dの枝をはらって、3本にします
Dパーツのお花でスッキリと・・ 横28cm×高さ41cm
Dパーツのお花でスッキリと・・ 横28cm×高さ41cm

 

主になる枝まっすぐ挿し、はらった枝の1本を手前ともう1本を左わきに挿しました。

 

できるだけ、花をカットせず自然なままの姿を残して挿すことで、ナチュラルな雰囲気になります。

 

このままでもスッキリしていて素敵ですが、このあと少しづつパーツをたしていきます。


我が家のドクダミの葉っぱをたしてみました。

 

ドクダミの葉っぱの動きとほんの少しの赤がはいることで、元気がもらえるデザインになります。

 

斑入りのドクダミをたして・・ 横28cm×高さ41cm
斑入りのドクダミをたして・・ 横28cm×高さ41cm

 

さらに、茎を少し短くしてガラスの器に挿すと、よりアクティブで涼やかになりました。

 

ガラスの器で涼やかに・・  横28cm×高さ28cm
ガラスの器で涼やかに・・ 横28cm×高さ28cm


ドクダミの代わりに白山吹の葉っぱをたしてみると・・

 

ドクダミを白山吹の葉っぱに変えて・・横28cm×高さ28cm
ドクダミを白山吹の葉っぱに変えて・・横28cm×高さ28cm

 

白山吹となじむように少しだけマムを短くして段差を小さくすることで、上記の自然感あるデザインからアレンジメント感のあるデザインにすることができます。

 

また、器を磁器にすることでモダンな雰囲気にもなりました。

 

同じマムでも、葉物を変えたり、器を変えたり、花の段差を変えることで、色んなデザインを楽しむことができます。


上記のDのパーツをさらにカットして、パラレル風なデザインにしてみました。

 

Dのパーツをさらに分けて・・
Dのパーツをさらに分けて・・

 

同じ花材・同じ器でも、少しだけ挿し方を変えるとこんな感じになります。

 

 

パラレルとは、お花を並行に挿す技法です。

 

ここでは、すべてのお花を並行にしてないので、パラレル風としました。

  • おおらかな感じの方は、お花も葉っぱも程よい空間をあけて伸びやかに挿してます。
  • 植生的な感じの方は、花や葉っぱを程よくグルーピング(集めて)挿すことで地面から生えているように挿しています。
植生とは、植物が地面から生えているように挿す技法です。

 

『こども』が挿したように見えますが、これもフラワーデザインのひつのスタイルです。どちらも、あまり難しく考えず、上記のポイントをふまえたうえで気楽に挿すと楽しくなります。


上記と同じ花材で仏様用のお花をアレンジしてみました。

 

上記Dパーツの器をかえて・・
上記Dパーツの器をかえて・・
仏様に供えるお花 横23cm×高さ25㎝
仏様に供えるお花 横23cm×高さ25㎝


いかかでしたか?

 

1本のマムから10作品のフラワーデザインができるまでの過程を紹介しましたが、最終的には、以下の2作品になりました。

1本のマムから2作品!!できました
1本のマムから2作品!!できました

 

すべての作品において、花どめ(吸水性スポンジ・剣山・ワイヤー)を使用せず、そのまま器に挿していますので、気軽にお花を楽しむことができます。

 

こんなふうに、ひとつの花材でも『感性』のおもむくままに、いくとおりものお花をデザインすることができます。

 

休日などにゆったりした気分でお花を楽しんでみてはいかがでしょうか・・。

 

お花と触れあうひとときは、こころに潤いをもたらしてくれることでしょう💖。

 

 

生花は生気をもらえますので、お部屋にあると、ご自分だけでなくまわりの人たちにも癒しと和みをあたえてくれます💞