スーパーやホームセンターで売られているお花や庭先のお花をつかって、こころのままに自由にお花を楽しむのにふさわしい季節になってきました。
アレンジメントといっても、ただ器に挿しただけの『花あしらい』のようなものでも、十分、お花をデザインする楽しさを味わうことができます。
お花をデザインするときのポイントは、それぞれのお花がみんな楽しそうにイキイキと見えるようにすることです。こうすることで、お花の持ちもよくなります💛。
ちょっと抜け感のあるお花や小さなお花たちほど、こころをほっこり和ませてくれます・・。
夏のお花の名残りを畑からいただいてきました。
早速、水揚げです。
いつも何のきなしに水揚げ用のペットボトルに挿しただけのお花の姿が、イキイキと素敵に見えます。
『このままでいいや・・』と思ってしまうぐらいいい感じです💖。
『2018年 初夏~猛暑の夏を和ませてくれたお花たち』のところでも千日紅のアレンジをしましたが、今回は・・
ペットボトルにリボンをつけたら花束みたいに見えるかなぁ~と思いつき、こんな感じにしてみました。
レースの敷物でラブリーに!!。
百日草は、シンプルに挿しいれただけの『花あしらい』です。
濃いオレンジや濃いピンクが目に鮮やかです✨。ぷっくりしたお花たちがキュートです💛。
ジニアと千日紅のアレンジは『女の子が楽しそうにお花を挿したらこんな感じになりましたぁ・・💛』という感じのアレンジです。くるくるワイヤーを花どめにつかっています。
写真だと見えにくいですが、千日紅のコロンと丸い小さな花が空間を埋めているので実物の方がずっと可愛らしい感じです。みんな仲良し・・♪ルンルン♬。
10日ほど経つと元気がない花がめだってきたので、庭に咲いていたノコンギクとスーパーで買った黄色のマムにさしかえてみました。
ノコンギクは、空間を埋める感じに・・軽やかに!!。
おとな色のマムを発見したとたん、シックなイメージがわき、同系色のスプレーカーネーションとあわせてみました。
我が家のレモンバームもグリーンとしてそえました。花どめはなくてもデザインできます。
マムは、つぼみの部分だけカットして、残りの部分はそのまま挿しています。こうすることで、もともともっている自然な段差が心地よく・・
お花どうしの『小さな段差』を見せることで、1輪1輪がくっきり見えると『のっぺり』した感じにならず『おしゃれ』にまとまります。
おとな色のマムとスプレーカーネーションでシックに!!。
庭のレモンバームはアレンジにつかったり、ハーブティーして楽しんでいます。
マムは茎が弱ってきたので、花先だけにして飾り、ノコンギクは、小さな花なので小さな器に挿して添えてみました。
相変わらず、我が家の庭は自然そのものです。
赤まんまとフジバカマのほんのりした赤色が秋の風情を深めます。
赤まんまとノコンギクで自然観のあるアレンジに・・。
穂先のくたっとした感じの中にも上に伸びようとしてるさまがみてとれます。
ポイントとしては、赤まんまは、よく水揚げしてぐったりして見えないように挿していきます。ノコンギクは、軽やかに見えるようにいれていきます。
角の植木鉢にビニール袋をいれて、くるくるワイヤーを花どめにして花器の準備はできました。
こんもりとコンテナガーデン風に・・。
黄色のスプレーマムは、顔をあちこち向けてみんなでおしゃべりしているように挿し、アスターは、マムのあいだをぬって一生懸命咲いているように挿しいれました。
密集しているように見えますが、お花どうしがくっつきすぎず、それぞれのお花の顔がどれも見えるように挿すことがポイントです。
↑のデザインも10日ほどでマムの茎が弱ってきたので、すっきりコンパクトにまとめてみました。
さらに、1週間後、小さな湯吞みに挿してみました。無造作な感じがなごみます。
マムをさり気なく挿したあとアスターで間を埋めていきます。
↑ マムの花先は、茎が弱ってもとてもきれいだったので残しておくことにしました。
そんな花先を見ていたら、並べて見たくなり→並べたら、きれいな包装紙の上に置きたくなり→さらに、ロマンティックな気持ちが高まり、レースの敷物の上に置いてみました。
お花を自由に楽しむと、どんどんイメージがわいてきます。
5日ほど、このままのきれいな姿をしていました。
白い小さめのマムを見ていたら、天使の器にさしたくなりこんなデザインにしてみました。
マムたちも天使のおしゃべりに耳をかたむけいっしょにお話ししているみたいです。少しだけメルヘン風に・・。
挿すポイントとしては、大きめの花を器の縁近くとアレンジの中心よりに挿すことで安定感が生まれます。あとのお花はグルーピング(グループになるようにまとめて挿す)することでまとまりやすくなります。
↑5日後、大きめの黄色のマムは弱ってきたので、花先だけ並べて楽しむことにしました。
メルヘンマムとロマンティックマムを玄関に飾ってみました。
赤いカーネーションとデンファレは、デンファレの角度を変えるだけで少しだけ印象が変わります。どちらがお好きですか?
デンファレどうしは、90度でありながら、やや寄り添うな感じに・・。
デンファレどうしは、距離がありながらも、呼応する感じに・・。
アリストロメリアもカーネーションも花もちがよく、特にアリストロメリアは、どんなつぼみも、ほぼすべて花を咲かせてくれるので、次から次へと咲く花を眺めるのが楽しみです。
それに、お水だけで元気に成長している健気さにいつも感動します✨。
そんなアリストロメリアの1本の茎を短くしてそのまま挿し、あとは、スプレーカーネーションを添えただけですが、やさしい色目にこころがほぐれます。
くるくるワイヤーを花どめにしてます。
淡いピンクのスプレーカーネーションをデンファレにするとクラシカルな感じになり、上記のデザインより少し華やかな感じになりました。
上記の赤いカーネーションとデンファレのうち元気があるものをこんなふうに『花あしらい』してみました。
デンファレは舞うように・・。
赤と淡いピンクのコントラストと微妙な花の向きで、それぞれの花に表情をつけることがポイント!!
えんじ色と白いスプレーマムは、グルーピングして、ラウンド型に見えるように挿してみました。
イギリスの田舎のお家の玄関にさり気なく飾ってあるような感じです。自宅の庭の花を家に飾ってお客様をお出迎えする・・そんなイメージです。
小さなお花でも息づいている姿はエネルギーに満ちていて美しい💖。
最後の最後までお花を慈しんでいると、あらためて花の美しさにハッとさせられます。つぼみと咲きそうな花がいい感じです。
黄色のマム咲いてくれるといいなぁ~・・。
手のひらサイズのお花でも、デスクの脇にあるだけで和みます。
小さいからこそ、じっと見入る瞬間に『無』になれます。
イライラしたり『こころ』がざわつくときは、お花を見て深呼吸・・『こころ』が落ち着いてきます。『トゲトゲのこころ』も『ザワザワなこころ』も和んできます。
今年のフジバカマは、春に株を小さくしたため例年の1/3の花数しかありませんが、ほんのり甘い香りがします。
早速、家に飾り秋の香りを楽しみました。
さり気なく瓶に挿してみました。
花の自然な向きのとおりに挿します。ほんのり甘い香りがします。
近寄ってみると、小さなつぼみのような先から2本のひげが伸びていますが、これは雌しべだそうです。
スプレーマムは、花のついてる枝をはらい、葉っぱだけが残った枝を適当な長さにカットしてから花器口に挿しいれます。
あとは、マムをアレンジメントの基本のスタイルになるように配置してできあがりです。
葉っぱがあるため、花どめはなくてもアレンジメントできます!!。
花数が少ないときは、花の向きをたいせつにしてグルーピングします。
配置は、お互いの色目が引き立つようにします。
静的なマムとカーネーションに対して小さなマムのつぼみとアリストロメリアが動きと流れをつくることで、アレンジメントがイキイキとしてきます。
同系色のリンドウ、マム(中・小)を1本づつ組み合わせてアレンジしてみました。花どめには剣山をつかっています。
花どうし、小さな段差をつけて挿すことで同系色でも、一つ一つの花の違いが見え、その花らしさをたいせつに挿すことがポイントになります。
カーネーションに添えるグリーンを見つけに庭にでると、レモンバームにからまったツルの風情が素敵に見えたので、このツルをつかい、元気にしていた蓬とあわせることにしました。
庭の葉っぱたちとカーネーションで、レトロな雰囲気にしてみました。
冬に紅葉したツルと冬でも常緑の蓬のコントラストが淡いオレンジのカーネーションになじんでいます。
身近に手に入るお花でも器や挿し方を変えることで、お好きな雰囲気を楽しむことができます。
こころのままに自由にお花を楽しむ気持ちさえあれば、どんなお花もその気持ちに応えて素敵な姿を見せてくれることでしょう。
お花とともにそんなひとときをどうぞ、お楽しみください。