今、この『瞬間』に集中する

ぼくら赤ちゃんは、ご飯を食べている時も、寝ようとしている時も、おトイレに行っている時も、お遊びしている時も、その『ひとつ・ひとつ』のことに、いつでも真剣で目の前のことだけに『夢中』になっているよ。

 

今、この『瞬間』を生きることだけで精一杯だから、目の前のことしか考えられないって感じで、ただ、シンプルに目の前のことに『集中』しきっているよ。

おとなでも・・

• 楽しくお遊びしている時、集中しているよね
• お仕事を一生懸命している時、集中しているよね
• 何かを計画している時や「どうしたらいいだろう～」と考えに没頭している時、集中しているよね
• 非常事態にみまわれ、なんとかしようと必死になっている時、集中しているよね

こんな状態のことを『無心になっている』とか『我を忘れている』とか『無我夢中になっている』なんて言ったりして『今、ここ!!』を生きていることになるよ。

 

ただ、おとなは考えることがいっぱいあるし、考えることが好きだから・・

 

遊んでいるときでも、仕事をしているときでも、日常の生活をしているときでも『あたま』のなかでは、小さなことから大きなことまで、色々なことを考えていたり、つぶやいていたりしているよね。

• 好きな人のことをあれこれ考えていたり
• 嫌いな人のことを「なんで・・」とか「どうして・・」と考えていたり
• 「ランチ、何を食べようかなぁ～？」なんて考えていたり
• 「あ～、この仕事いつまで続くのかなぁ～？」なんて考えていたり
• 過ぎてしまったことなのに、自分や誰かや何かの出来事を責めていたり
• 何も起きていないのに、起こってほしくないことを想像して、心配したり不安に思っていたり
• 人の『言葉』や『ふるまい』を気にして、クヨクヨ悩んでいたり

『あたま』の中ではひっきりなしにあれこれ考えていて、その考えに囚われているから・・

 

目の前のことに完全に集中することができず『こころここにあらず・・』とか『上の空』になっていたりするんだよね。

 

だけど、こんなふうにひっきりなしに『あたま』のなかで色々なことを考えていたり、つぶやいていたりすることすら、気づかないでいるのが、おとななんだよね。

 

サーアイアイが教えてくれたんだけど『禅』の世界では・・

 

ご飯を食べるときでも、歩いているときでも、なにをしているときでも、いつでも・・

 

今、している『ひとつ・ひとつ』の動作に完全に『意識』を集中して『こころをこめて』いるんだって・・

 

そうすると、自然に『あたま』は『空っぽの無(む)』になれてスッキリできるから『こころ』はおだやかでいられ『リラックス』できるみたいだよ。

 

これを『今、ここ!!』というんだって・・。

 

こうして・・

日常生活のどんなことでも『今、ここ!!』を生き『無』になれると『瞑想』するのと同じぐらい『こころ』がおだやかでいられるんだって・・

 

『こころ』は神様とつうじているからこころをこめていると自然に神様とつながり『ひとつ』になることができるんだって・・

 

ぼくら赤ちゃんはいつでも、今、この目の前にある『ひとつ』のことだけに『あたま』は使われ集中しきっているから・・