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過去・現在・未来を『同時』に生きている

過去・現在・未来を『同時』に生きている ロンパー

 

ぼくらは、今『現在』のここにいながら『あたま』のなかでは『無意識』のうちに『過去』と『現在』と『未来』がグルグルまわっていて『同時』に生きているよ。


「過去・現在・未来を『同時』に生きている」ってどういうこと?

 

まずは、こんなことがあるよ。

 

ある高校生の女の子が、今、この瞬間、昨日、お母さんに怒られたことが納得できなくて『プンプン』怒っている。


けれども、日曜日のコンサートに何を着て行こうかあれこれ考えて『ウキウキ』もしている。


そして、今『現在』は、昨日のことや日曜日のことを思い浮かべながらも数学の問題を一生懸命、解いている。

 

ほらっ・・

過去・現在・未来を『同時』に生きてるでしょ・・。

 

『あたま』のなかで『ある情景』を思い浮かべると『こころ』と『からだ』は、その『情景』を『体験』しているかのようになり、ぼくらの『魂』は、その『情景』のなかで生きているようになってしまうんだ。

 

つまりは・・

ぼくらの『魂』は、今『現在』ここにいながら『過去』の『出来事(ドラマ)』を再現してイヤな気分に囚(とら)われてしまったり『未来』に思いをはせて『ワクワク・ルンルン』楽しい気分に浸ることもできて・・

 

『こころ』と『からだ』は思い浮かべたことを『現実=リアル』であるかのように感じてしまうから・・

 

過去・現在・未来を同時に生きていることになるんだ。


過去・現在・未来を『同時』に生きていることについて、さらに詳しくお話しするね。

 

人の『魂』は、ひとつの『命』が終わりを告げてもまた新しい『からだ』をもらって、性別や生きる国や環境を変えて生まれ変わり・・

 

来世』へと続いていき、『今の世』の前には『過去世』があって・・

 

新しい『からだ』をもらい『魂』は何度も生まれ変わり生き続けているよ。

 

こんな『魂』のなかには、ぼくが生きてきたすべての時代の『思考=考えたこと』や『感情=感じていること』や『念=想い』のほかに、その時に感じた『感覚=感触や痛み』やその時に得た『知識』や『技能』や『趣味』や『嗜好』まで、すべて記憶されていて・・

 

これを『個人的な記憶』とぼくは感じているよ。

 

さらには、ぼくらの『血』のなかに流れている『ご先祖さまたち』のことまで記憶されていて・・

 

おじいちゃんやおばあちゃん、その前のおじいちゃんやおばあちゃんと連綿に続く『ご先祖さまたち』と関わりがあったこと(国や地域の言語や習慣や文化など)まで記憶されていて・・

 

さらにもっと『魂』の奥深いところには、人類のすべてのことや人になる前のさまざまな姿や『地球』や宇宙』の起源のことまで記憶されていて・・

 

これを『集合的な記憶』と感じているよ。

 

こんなふうに『魂』のなかには『個人的な記憶』と『集合的な記憶』が『テレビ映像』や『ラジオ放送』のようにぼくらのなかに流れているんだけど・・

 

普段はそんなことにまったく気づいていないから、これらのことを『無意識』ともいっているよ。

 

時々、何も考えずにしてしまったことを「無意識に○○しちゃった」なんて言うことない?

 

こんなふうになるのは、この『無意識』が、今、ここに生きているぼくらに大きな影響をおよぼしているからであり・・

 

いつも『あたま』に浮かび上がってしまう『ネガティブ』な『考え』や『感情』、またいつも同じようなことでつまづいてしまうのも、実はこの『無意識』が影響をおよぼしているからなのであり・・

 

せっかく『夢』や『希望』に向って明るい『未来』を描いていても「どうして、いつもこうなってしまうんだろう?」とつまずいてしまうのは、この『無意識』が『障害』になっているからなんだ。


あのね・・

ぼくらがこの『からだ』をもらって生まれてくるときには『過去』からひきずっている問題を解決する『課題』と、将来、果たしたい『夢』や『希望』が『セット』になっているんだ。

 

だけど・・

生まれたすぐ後に、この『課題』と『夢』や『希望』のことをすっかり忘れてしまうんだ。

 

たとえば・・

  • 行ったことがない場所やはじめて会った人なのに、なぜかこわく感じたり、気分が悪くなってしまう
  • なぜか「◇◇が怖い」とか「△△がイヤでたまらない」
  • なぜかいつも同じことでつまずいてしまう・・
などは『過去世』や『過去』からひきずっている問題のあるチャンネルをみていることになり、ここでの『課題』をクリアーするよう神様が、うながしていることになるよ。
また・・
  • 行ったことがない場所やはじめて会った人なのに、なぜかなつかしく感じたり、親愛の情がわきあがる
  • 「なぜか○○に惹かれてしまう」とか「なぜか◇◇が大好き」とか「なぜか☆☆に癒やされる」ということがある
  • 誰にも習ったことがないのに上手にできることがある
  • 誰がなんと言おうとも、どうしても、こうするほか『生きる道』が見当たらないとか「どうしても○○をせずにはいられない」ことがある・・

などは『過去世』におけるなつかしいことであったり、楽しいことであったり、得意なことであったり、活躍していたことであったり、やり残したことであったりして・・

 

これらが『未来』に果たしたい『夢』や『希望』のチャンネルとつながっているよ

 

こんな『課題』と『夢』や『希望』は先ほどもお話ししたとおり『セット』になっていて・・

 

『課題』がクリアーになれば、同時に『夢』や『希望』もかなえられるようになったり・・

 

『夢』や『希望』をかなえることに一生懸命になる『過程』で『課題』がクリアーになったりするよ。

 

このように・・

『過去』からひきずっている『課題』と『未来』にかなえたい『夢』や『希望』が、今『現在』ここにいるぼくらにとって、大きな影響をおよぼしていることがよくわかるよね。

 

ほらっ・・

過去・現在・未来を『同時』に生きているでしょ・・。


先ほどのお話しにでてきた数学の問題を解いている女の子は、おじさん特有のニオイを感じるといつも、ものすごく気分が悪くなり『ドキドキ・イライラ』してしまうそうなんだ。

 

どうして、こんなふうになってしまうのかを知るために『瞑想』して『過去世』の自分のことを知ることができたんだって・・。

 

それによると、この女の子は『過去世』でお姫様として生きていたことがあり・・

 

父親や父親と同じぐらいの年の男性たちから「女性は女性らしく控えめにあるもの」「女性は男性に従い発言などしてはいけない」などと、本当は男勝りで男性と対等に生きたかったのに・・

 

家に閉じ込められ『本来の姿』のまま生きることを禁止され、おとなしくしていなければならない辛い毎日を過ごしていた『過去世』があったそうなんだよ。

 

それで・・

おじさん特有のニオイを感じると『本来の姿』の『本当の自分』を生きられなかった『辛い過去』の『ドラマ』が『無意識』のなかでよみがえってしまい苦しくなることがわかったんだって・・。

 

こんなふうに・・

あることが『きっかけ(この女の子の場合はニオイ)となって『辛い過去』の『ドラマ』がよみがえってしまうと『こころ』も『からだ』もその『辛い過去』の『ドラマ』なかで生きているかのようになってしまい・・

 

今『現在』も『辛い過去』をひきずったまま生きていることになるんだ。

 

でも・・

お気に入りの*アロマの香りをかぐと気分が落ち着いて『リラックス』できるそうなんだ。

 

*アロマの香りは、脳の『快・不快』の感情をつかさどる場所(=扁桃体)に直接とどくため、その人にとっていい気分になれる『香り』をかぐと『快』の感情がもたらされ『不快』の感情から離れることができ、心身を『リラックス』させてくれるらしいよ。

 

アロマの自然の良い香りが辛い過去』の『ドラマ』のチャンネルから、今『現在』ここにいる平常の自分でいられるチャンネルに引き戻してくれるそうなんだ。

 

ニオイは、五感のなかでも『記憶』をつかさどる『海馬』と一番つながり、原始の『脳』とつながっているため『生き物』にとって『生存(子孫繁栄)』と『防衛』のために必要な『情報』をやりとりする『フェロモン』としても働き・・

 

『本能』や『直感』とも深くつながっていて『過去』のさまざまなことを思い出させ『感情』をゆさぶるものでもあるため、ぼくらの『情動』を引き起こさせる一番のものでもあるんだ。

 

それで・・

自分と同じようにニオイで苦しいおもいをしている人たちの役に立ちたいと思うようになり・・

 

ニオイの成分が人の『からだ』や『こころ』にどんな影響を及ぼしているかを知り『アロマ』をとおして人の心身を癒やすような医療の仕事につきたいという『夢』をもつようになったんだって。

 

今『現在』は、将来の『夢』をかなえようと一生懸命、数学の勉強に励んでいるよ。

 

ほらね・・
過去・現在・未来を『同時』に生きているでしょ・・。


もし・・

「はぁ~~、どうしていつもこうなるのだろう?」と感じる時こそ、自分のことをよく見つめることが必要になるよ。

 

というのは・・

自分のなかにある『無意識』がどんなものなのかを知ることで、今の自分にどんな影響をおよぼしているかがわかるようになると『問題』を解決する『糸口』が見つかるようになるからだよ。

 

例えば・・

当時には気づけなかった裏にある『真実』がわかるようになり「あぁ~そうだったのかぁ~」と納得することができたり『真実』を知ることで『ゆるし』がなされたり、自分はどうあればよかったのかに気づかされると・・

 

『過去』の傷を癒すことができたり『学び』を得ることで『過去』からひきずっている『課題』をクリアーにすることができ・・

 

今まで『無意識』に抱えてきた『ネガティブ』な『思考』と『感情』である『負の気』がクリアーになり『ポジティブ』な『思考』と『感情』である『陽の気』にシフトできるようになると・・

 

『夢』や『希望』がかなえられるようになるよ☆。

 

けれど、これが上手にできなかったらどうしよう??って思ったかな?

 

でも、だいじょうぶだよ。

 

さっきもお話したとおり『魂』のなかには『過去』のチャンネルや『未来』のチャンネルがあるって言ったでしょ・・

 

『ネガティブ』なことが起きている時は『辛い過去』のチャンネルとつながっているってことだから気分を切り替えて『未来』のチャンネルである『夢』や『希望』を描き『今を生きる』ようにすればいいんだよ。

 

『今を生きる』というのは、目の前のする必要があること、したいこと、自分にできることに精一杯、励み『今、ここ!!』を生きるようにすればいいんだ。

 

『今、ここ!!』を生きるとは、今に完全に集中していることであり、こうやって『今を生きる』ことができればだいじょうぶ、OK!!ってことなんだ。

 

ほら、女の子がやっていたように、お母さんに怒られてプンプンしていたけど、すぐにコンサートのこと考えて、気分を切り替えて『ウキウキ』と明るい気分になったところで・・

 

将来の『夢』のために、今『現在』は、数学の問題を解くことに集中していたようにすればいいんだよ。

  

たとえ、目の前で『過去』のチャンネルと似たようなことが起きていても、そこに『意識』⇒『気持ち』⇒『気』を向けず「気にしない・気にしない」って感じで、受けいれて、受け流し、気分を変えてしまえればいいんだ。

 

でも、ここで、こわがったり、抵抗したりすると、とたんに『過去』のチャンネルとつながってしまうからご用心!!だよ。

 

目の前で何が起きていても『深い呼吸(腹式呼吸)』を繰り返しながら、気持ちをしずめて「♪楽~に♬楽~に」しながら、気を散らさず、目の前のことに励んでいると『平常・平静』の自分にもどることができるから、もう、こわがることはなくなるよ。

 

軽く息を吐き、吸って~吐いて~~~吸って~吐いて~~~をお腹に手を当てて繰り返し、この『深い呼吸』をいっぱい練習して・・

 

おなかで『深い呼吸』ができるようになってくると、気分が落ち着いてくるよ☆。

 

自然な生き方ものぞいてみてね『深い呼吸』のやり方がわかるよ!!。