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2019年 春の花

ホトケノザとムスカリとヒメオドリコソウ
ホトケノザとムスカリとヒメオドリコソウ
ホトケノザ,ヒメオドリコソウ 横13㎝×高さ17㎝
ホトケノザ,ヒメオドリコソウ 横13㎝×高さ17㎝

 

3月25日・・

 

ホトケノザとヒメオドリコソウをレトロな茶器にあしらってみました。

 

天然自然の素朴な姿を眺めていると和んできます。

 

ありのままの姿で生きているだけで、人を和ませるなんて本当に素敵です💗。

 

あ~~、花のようにありたいものです。


3月30日・・

 

上記の花あしらいに、スプレーマムとミニ水仙の葉っぱを添えてみました。

 

少しだけアレンジっぽくなりましたが、自然ぽく見えるように挿すのがコツです。

 

ホトケノザ,ヒメオドリコソウ,マム 横13㎝×高さ22㎝
ホトケノザ,ヒメオドリコソウ,マム 横13㎝×高さ22㎝
上から見ると・・・
上から見ると・・・


 

3月30日・・

 

黄色のラッパ水仙が咲きました。

 

早速、家のなかに飾ることにしました。

 

一輪をそのまま花器に挿すと、うつ向き加減になってしまうので、凛と立たせるためにワイヤーで花をささえ、そのワイヤーを花器に据えるために石ころとビー玉をつかいました。

 

花器に挿していますが、地面に生えているように、すくっと見えるようにすることで水仙が生き生きとしてきます。

 

一輪挿しの足元を石とビー玉でほんの少しだけ装飾的にしているので、花姿も自然感より、あえて花の正面を見せるような図形的なデザインにしてみました。 

 

このような花の凛とした姿は、あたりの空気をピリッと清め、時がとまったかのような静寂をあたえてくれます。

 

ラッパ水仙 横13㎝×46㎝
ラッパ水仙 横13㎝×46㎝
花留めはワイヤーと石ころとビー玉
花留めはワイヤーと石ころとビー玉


4月4日・・

 

ムスカリは、我が家の庭のいたるところに咲いています。

 

左奥の方に小さく見えるのが花ニラです。花ニラもちょこちょこ咲き始めました。

 

カラスノエンドウは、葉っぱが可愛らしかったので、アレンジに仲間いりさせてみました。

 

ムスカリと花ニラとカラスノエンドウ
ムスカリと花ニラとカラスノエンドウ

 

雑草や草花をアレンジするときは、1日前から水揚げしておきます。

 

1日たってもだいじょうぶであれば、たいていはアレンジにつかえますが、植生にあった挿し方をしていないと、すぐになえてきてしまうので注意が必要です。

 

自然な風景を垣間見るようなイメージで植生的なアレンジしてみました。

 

写真だと平面的に見えますが、奥行きにも段差をつけて花を挿すことで植生的になります。

 

カラスノエンドウが、どのようになるか楽しみです。元気でいてくれるといいのですが・・。

 

こちらは、剣山(三日月型)に挿しています。

 

器は、100均で購入した(直径12cm)ものです。植生的な感じのアレンジの場合、土を連想させる器にするとより自然になります。

 

白いラッパ水仙
白いラッパ水仙
ラッパ水仙,ムスカリ,花ニラ,カラスノエンドウ 横30㎝×高さ43㎝
ラッパ水仙,ムスカリ,花ニラ,カラスノエンドウ 横30㎝×高さ43㎝
上から見ると・・
上から見ると・・

 

カラスノエンドウは、2日ほどは元気でしたが、その後くたっとなってきてしまいました。

 

花ニラは4日ほど、ほかの花は約1週間ほどきれいな姿でいてくれました。


4月11日・・

 

チューリップは4日間、双子のミニ水仙は3日間、庭で楽しんだので、あとは家のなかで楽しむことにしました。

 

チューリップと白山吹
チューリップと白山吹
双子のミニ水仙とムスカリ
双子のミニ水仙とムスカリ

 

土から生えているように茎の下から上までしっかり見せることで植生的なデザインになりますが、配置を図形的な感じにしたので少しだけモダンな感じに仕上がりました。

 

チューリップも双子のミニ水仙も水揚げするために、少しだけ茎を切りましたがほぼ、土にあったままの姿です。

白山吹も自然な枝の姿をそのまま活かしたかったので、ほんの少しだけ葉をはらう程度にして挿しています。

 

玄関は、双子のミニ水仙のよい香りが漂っています。 

 

チューリップ,ラッパ水仙,白山吹 横38㎝×高さ50㎝
チューリップ,ラッパ水仙,白山吹 横38㎝×高さ50㎝
斜め上から見ると・・
斜め上から見ると・・


4月17日・・

 

まだ元気な双子の水仙と白山吹に花ニラをたして、スッキリした花あしらいにしてみました。

 

このガラスの瓶は、お花をただ挿しいれるだけで、花の配置が決まりやすいのでわたしのお気に入りです。

ワインがはいっていた瓶ですが、口が少しすぼまっているので重宝しています。

 

白山吹の黒い実が気に入ってます
白山吹の黒い実が気に入ってます

 

白山吹は黒い実がついていますが、これは去年咲い花に実がついたものです。

 

なにしろほったらかしの庭なので、色んなものが共生していますが、これがまた、花の生涯を垣間見えて、いい感じなのです。

 

花留めに吸水性スポンジを底に入れました。

 

底から3㎝の高さの吸水性スポンジ
底から3㎝の高さの吸水性スポンジ

 

チューリップと白山吹の花が終わっても双子のラッパ水仙は元気だったので、ガラス瓶に花ニラと白山吹をそえて楽しみました。

 

ラッパ水仙,花ニラ,白山吹 横15㎝×高さ33㎝
ラッパ水仙,花ニラ,白山吹 横15㎝×高さ33㎝
斜め上から見ると・・
斜め上から見ると・・


4月17日・・

 

白山吹は花が終わっても葉っぱは元気なので、葉っぱをつかってアレンジしてみました。

 

咲いている花もあれば、散りそうな花もあり、終わってしまった花もあれば、今から咲くつぼみもあり、また、花の後の実もあるアレンジになったので、白山吹の花の生涯をみることができます。

 

こういうアレンジが家のなかにあると、生きている『命』を感じ、自然のなかにいるみたいで癒されます~~・・。

 

白山吹の花,葉っぱ,実の生涯があるアレンジ 横24㎝×高さ20㎝
白山吹の花,葉っぱ,実の生涯があるアレンジ 横24㎝×高さ20㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月11日・・

 

ムスカリと花ニラはいたるところに咲いているので、たっぷりつかってみることにしました。

 

どちらの花も葉っぱが細く、くたっとしているので、上記の白いラッパ水仙の葉っぱをそのまま挿してみました。

庭を見ると、花がついていなくて葉っぱだけしかない水仙もあったので、これも自然の姿としてつかうことにしました。

 

庭のお花をさりげなく飾っているイギリスのお宅の玄関先をイメージしてデザインしてみました。

 

ムスカリ,花ニラ,ラッパ水仙の葉 横20㎝×高さ37㎝
ムスカリ,花ニラ,ラッパ水仙の葉 横20㎝×高さ37㎝
上から見ると・・
上から見ると・・

 

ムスカリも花ニラも茎が細くしなやかなので、ただ挿しいれただけだと、散らばらず、まとまってしまうので、今回は剣山をつかいました。

 


これをセットします
これをセットします

 

コーン型のバスケットにモズクのカップと100均の剣山をつかいました。

 

日ごろから、色んなカップをとっておくと、こんな時に重宝します。

 

ピッタリはまりました
ピッタリはまりました

 

ムスカリを接写してみると、花のミクロな世界にワクワクします。

 

ムスカリ接写、 ひとつひとつの花の美
ムスカリ接写、 ひとつひとつの花の美

4月11日・・

 

残ったお花で簡単花あしらいをしてみました。

 

ただ挿しただけの何のへんてつもないお花が、かえって和ませてくれます💗。

 

花ニラ,白山吹の葉っぱと実 横9㎝×高さ13㎝
花ニラ,白山吹の葉っぱと実 横9㎝×高さ13㎝
ムスカリ,白山吹 横23㎝×高さ28㎝
ムスカリ,白山吹 横23㎝×高さ28㎝

小さな花あしらいをふたつあわせて
小さな花あしらいをふたつあわせて

 

上記のお花をいっしょに飾ると、すごくいい感じにみえてきます。

 

それに、こころなしかお花たちも楽しそうに元気にみえてきます💛。

 

花ニラの方がスパイスの瓶で白山吹の方が100均のオリーブオイルの瓶です。そこにラフィアという植物繊維のひもを結んでナチュラルな感じにしました。

 

こういう小さい瓶もとっておくと、小さなお花を挿すのに重宝します。


4月17日・・

 

上記のムスカリがまだ元気だったので、白山吹と花ニラをたしてみました。

 

それぞれの花がもつ自然な流れをたいせつにして挿しています。花ニラのつぼみが初々しいです。

 

ムスカリ,花ニラ,白山吹 横29㎝×高さ22㎝
ムスカリ,花ニラ,白山吹 横29㎝×高さ22㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月18日・・

 

花ニラのつぼみが咲きだしました。

少しだけ、にぎやかになってきました。

 

ムスカリ,花ニラ,白山吹 横29㎝×高さ22㎝
ムスカリ,花ニラ,白山吹 横29㎝×高さ22㎝
上から見ると・・
上から見ると・・

 

白山吹と花ニラを接写してみました。

 

白山吹
白山吹
花ニラ
花ニラ


4月18日・・

 

花ニラと白山吹とムスカリでミニアレンジを制作してみました。

 

わたしのお気に入りは、中央よりにある白山吹の小さなつぼみと一番左の上に立ち上がろうとする白山吹の流れるラインです。

 

小さな命でも、精一杯、花を咲かせようとしている姿や光を求めて上に伸びようとしている姿に生きることの尊さを感じ、思わず、わたしなりの情緒にふけってしまいます。

 

ちなみに、つぼみは3日後に小さなお花をつけてくれました。

 

花ニラ,ムスカリ,白山吹 横20㎝×高さ16㎝
花ニラ,ムスカリ,白山吹 横20㎝×高さ16㎝
上から見ると、小さなつぼみがみえますか?
上から見ると、小さなつぼみがみえますか?


4月18日・・

 

白山吹の2本の枝と花ニラ7本を、庭からとってきた姿をできるだけそのまま表現したかったので、ほとんどハサミは、いれてません。

 

右に大きい枝、左に小さい枝を挿し、中央に花ニラを添えて、少しだけ野趣ある感じにしてみました。

 

右のお花が左のお花と呼応するような感じに挿すとまとまり感のあるデザインになります。

 

白山吹のいろいろな表情の花をみていると飽きない感じで和みます。

 

白や山吹,花ニラ 横43㎝×高さ35㎝
白や山吹,花ニラ 横43㎝×高さ35㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月25日・・

 

お花が終わったので、オリズルランの葉と庭の白山吹をたしてみました。

 

白山吹のしなやかな流れとオリズルランのシュッとしたラインが見えるようにして・・

 

花がおわったあとに残るおしべとめしべのほんのり黄みのある姿・実の黒・花の白のそれぞれの色みが葉っぱのグリーンにたいして、いいアクセントになります。

 

花が終わった姿も趣きがあります。

 

小さな剣山に挿しています。

 

白山吹,オリズルランの葉 横30㎝×高さ30㎝
白山吹,オリズルランの葉 横30㎝×高さ30㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月27日・・

 

矢車草のピンクと白を添えてみました。

 

白山吹,オリズルランの葉,矢車草 横30㎝×高さ30㎝
白山吹,オリズルランの葉,矢車草 横30㎝×高さ30㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月29日・・

 

白山吹の先がクタクタしてきたので、その部分をとりのぞくと、矢車草のピンクと白がスッキリ見えるようになりました。

 

白山吹,オリズルランの葉,矢車草 横30㎝×高さ30㎝
白山吹,オリズルランの葉,矢車草 横30㎝×高さ30㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


白山吹,花ニラ 横18㎝×高さ20㎝
白山吹,花ニラ 横18㎝×高さ20㎝

 

4月18日・・

 

こちらは、仏様のお花です。

 

花ニラは、葉っぱがクタクタなので挿すことができませんが、白山吹の葉っぱのグリーンがいいアクセントになっています。

 

花器口をスッキリさせたら、花の伸びやかさがよく見えるようになりました。

 

花が終わってしまった白山吹も自然な感じで、情緒深くなります。


5月16日・・

 

上記の白山吹の葉っぱの元気なところと青い矢車草をZIMA(ジーマ)の瓶に挿してみました。

 

このところ少しだけ暑い日もあり、青い矢車草の透ける花びらを眺めていると、ジーマのほんのりした甘さと微炭酸を彷彿とさせ清涼感を感じます。

 

矢車草と白山吹の葉っぱと実 横11㎝×高さ27㎝
矢車草と白山吹の葉っぱと実 横11㎝×高さ27㎝
上から見ると・・
上から見ると・・


4月18日・・

 

カラスノエンドウのお花が咲きだしました。紫ピンクのお花がとてもキュートです。

 

少しだけ家に挿してみました。

 

先にのびた細いツルは翌日には、隣の枝にからみついて・・まるで手をつないでふたりでダンスを踊っているように見えます。

 

カラスノエンドウのツルは、からみつく力がすごくて、ツルの先は、絡みつくもの探すハンターのようです。

 

生きるための本能のすごさを目の当たりにすると『本来の本能』をとりもどし、厳しい自然にも負けない強さを身に着けたいと願ってしまいます。

 

カラスノエンドウ
カラスノエンドウ
ダンスを踊るカラスノエンドウ 横16㎝×高さ20㎝
ダンスを踊るカラスノエンドウ 横16㎝×高さ20㎝


4月24日・・

 

カラスノエンドウを1週間観察していると、花は次から次へと咲き、とても可愛らしいです。

 

さやは下の方からできてきて、今は、上の方もさやになってきました。

 

カラスノエンドウ
カラスノエンドウ
『赤ちゃん』さやの誕生と『おとな』のさや
『赤ちゃん』さやの誕生と『おとな』のさや


4月23日・・

 

毎朝、お散歩に行く河原には、菜の花と矢車草が群生しています。そこで、咲いたばかりの若いお花を少しだけいただいてきました。

 

3日ほどでお花は花粉が舞うほどの満開になりました。

 

カラフルなお花を挿すときは、手にとった花を好きなところに挿すようにしています。

 

幼いこどもの描いた絵がアートにみえるように・・こころのままに挿していると、こころも解放され、気分がよくなると同時にアートっぽくなる感じがします。

 

なんの計算もない『感性』のおもむくままに楽しく挿したお花は、見ている側も楽しい気分にさせ『リラックス』させてくれます💗。

 

色とりどりの矢車草,菜の花 横30㎝×高さ44㎝
色とりどりの矢車草,菜の花 横30㎝×高さ44㎝
上から見ると・・
上から見ると・・

 

接写してみました。

 

美し~い💖。

矢車草
矢車草
矢車草
矢車草
菜の花
菜の花


4月27日・・

 

河原には、さらに色どりの矢車草が咲きだしました。

 

白い矢車草は、とても珍しかったので、少しだけいただいてきました。

 

もうすご~く前に、イギリスのコッツウォルズに宿泊したときのB&Bは、オーナーさんが陶芸作家さんでした。

そこで購入したミルクピッチャーに田舎の風景をイメージしながら、挿してみました。

 

自然に生息するお花は群生してるので、そんな姿が垣間見えるように挿すと『ナチュラル感』が増します。

 

色とりどりの矢車草 横23㎝×高さ30㎝
色とりどりの矢車草 横23㎝×高さ30㎝
上から見ると・・
上から見ると・・

 

どこから見てもお花が見えるように挿してあります。

 

ぐる~っと回転させると、こんなふうにお花が見られます
ぐる~っと回転させると、こんなふうにお花が見られます

 

つぼみを激写してみると、こんなに小さなギザギザが見えました。

 

矢車草のつぼみ
矢車草のつぼみ
矢車草のつぼみ集合!!
矢車草のつぼみ集合!!

 

矢車草のお花を挿すときに、枝わかれしているつぼみは、とりのぞきます。

 

とりのぞいたつぼみだけ、こちらに集めました。

 

さて、お花を咲かせてくれるでしょうか・・?。

楽しみにしてましたが、一番先のつぼみだけ、小さなピンクの花を咲かせてくれました。

 

2018年 春のお花もあわせてご覧ください。