6月14日・・
妹の町内でお葬式があり、葬儀のあとにたくさんお花をいただき、飾りきれないというのでわたしのところでいただくことにしました。
それで、まずは仏壇にお供えしましたが、まだまだたくさん残っているので、さてどうしたものかと、あれこれ検索していると・・
本来、花とは命を美しい形で表現した物であり、感謝を形に表した物ですので、花を穢れ(けがれ)として嫌う事はありません。他の普通の花と同じように好きに使って結構ですよ(浄土真宗の僧侶によるお話)と、ヤフーの『知恵袋』にありました。
というので、せっかくきれいなお花をたくさんいただいたので、玄関や部屋に飾れるようなお花を5点、フラワーデザインしてみました。
まずは、水切りして水揚げです。
このように花の種類によっておおまかにわけておくと、どんなふうにデザインしようかイメージがわきやすくなります。
大輪の白い菊が映えるように濃いめの緑の花器に挿すことにしました。
クルクルワイヤーを適当に配し、メインになる菊から大まかに配置を決めて挿していきます。
スプレーマムは、少し枝をはらいましたが、あとのお花は下葉をとり枝をカットしただけでそのまま挿しいれています。
なかなか見応えのあるデザインになりました。
直径18cmほどもある大輪のユリにはデンファレを添えてみました。
6月17日には、つぼみが開きました。
我が家の玄関は、ユリの香りでいっぱいです。
咲いていたユリは、新しいお花と入れ替わるという感じで、今にも花びらが落ちそうになっています。
6月19日には、最初のユリはもう終わりになったので、このように挿しなおしました。
リアトリス、デンファレ、上記で枝はらいしたスプレーマムで仏様のお花をあしらいました。
リアトリスは、まっすぐ立てているつもりですが、ちょっと曲がって見えますね・・。
デンファレとリアトリスの紫、うすいピンクが大輪の白い菊と調和がとれています。
このデンファレは少し元気がなかったので、上記でカットしたリアトリスを支えにしています。
ドクダミの花のしなやかな曲線がモダンな器に動きをあたえ『静』と『動』がいいバランスになっています。
上記で枝はらいしたニュアンスカラーのスプレーマムは、ドクダミのグリーンと相性がよく、とてもおしゃれなデザインになりました。
スプレーマムが1輪、先の方で折れていたので、おちょこの裏に水をいれ、楽しむことにしました。
母がお嫁に来るときに持ってきた器です。
おちょこの他にお皿や鉢やとっくりなどがセットになっています。
こういう『レトロ』の食器が好きになりそうです。
6月21日・・
上記のアレンジは、花器をテラコッタにし、洋風な感じにリニューアルしました。
黄味のニュアンスカラーのスプレーマムは、若干、色がくすんできましたが・・
白い菊は、1週間たった方がむしろ絢爛な感じにぷっくらと開き、この先、どんな風になっていくのか楽しみです。
ここのところ、30℃を超す夏日もありながらも、あまりにも素晴らしい咲きっぷりの菊に感動してます。
なんと、花の直径は12cmもあります。
6月21日・・
上記のユリとドクダミの花が終わったので、デンファレをたして、リニューアルしました。
黒い花器の方は、そのまま挿しいれてデザインしていますが、ヨーロピアンな花器の方はクルクルワイヤーを花留めにしています。
デンファレを流すか立てるかで雰囲気がガラッと変わります。
7月2日・・
上記のデンファレの3本の枝のうち、1本は先の先まで花を咲かせてくれて、もう1本も今にも花が咲きそうです。
これほどまで長く咲いてくれたことに感謝です。
花留めにクルクルワイヤーをいれてますが、ゴールドのワイヤーなので、これもデザインとして素敵に活かすことができます。
今にも花開きそうなデンファレのつぼみを見ていたら、そこに『美』と『愛』を感じ、思わずシャッターをきってしまいました💗。